マンションを売却する際、どのような流れで売れば良いのか分からない方も多いことでしょう。そこで今回は、売却の相談から契約、売却活動から買主との契約締結、引渡し・決済と確定申告の手順について解説していきます。

マンションを売却する際の売却の相談から契約について

マンション売却の相談から契約までの手順を説明します。まず事前にどの位で売れるのかの相場を知っておくと後悔することがありません。相場を調べる際には、不動産相場が分かる不動産一括査定サイトを活用されると良いでしょう。複数の企業の査定を比較することが出来るので、高く買ってくれる会社を見つけることができます。

この他に国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営しているレインズマーケットインフォメーションで、これまでに取引された成約価格を調べるというのもおすすめです。相場が分かったら査定金額や実際に気になる不動産会社とコンタクトをとって不動産会社を選びましょう。

次に売却活動の方向性や条件、成約時の報酬などを決めるため不動産会社と媒介契約を選びます。同時に複数の不動産会社に仲介依頼ができる一般媒介契約、1社だけ仲介を依頼し、自らが個人的に買い手を見つけて契約もできる専任媒介契約、1社だけ仲介を依頼し不動産会社が探した買い手にしか売る事ができなし専属専任媒介契約があります。

売却活動から買主と契約締結・引渡し・確定申告まで

マンションの売却活動から買主との契約締結に進みます。マンションの売り出し価格を決定した上でチラシやインターネット広告などを使って売却活動が行われていきます。この後希望者が内覧を希望されるのでその際は質問などをいくつか受けることになるので対応をします。

内覧を経て購入希望者が見つかれば、価格の値下げ交渉などにも対応し、交渉の上買主が決定したら売買契約を結びます。売買契約後1か月以内に引渡し・決済と確定申告に進みます。決済は売主と買主、不動産会社、金融機関、司法書士が同席して行い、同日に鍵を渡して引き渡しします。

売却が終わった翌年には確定申告も忘れずに行いましょう。確定申告の期間は、売却した翌年の2月16日~3月15日の間に行う必要がありますので、この期間を逃さないように注意しましょう。マンションを売却した際に利益になった場合、譲渡所得税が発生することになりますので、納税が必要になるためです。

反対に損失が出た場合も、翌年に損失を繰り越せる特例が使える可能性があるため、この特例を利用するには確定申告を行う義務があります。

一連の流れを理解してスムーズな取引にしましょう

今回ご紹介した売却相談から契約、売却活動から買主との契約締結、そして引渡し・決済と確定申告までの手順を理解しておくことでスムーズに売却を進めていくことが出来ます。わからない事は不動産会社の方がサポートして下さることになるので、不動産会社選びは非常に重要なポイントです。

ただ査定額が良いだけで決めるだけでなく、直接会って担当者の話を聞くなどして親身になってくれる不動産会社を選ぶようにしましょう。