何らかの事情で資金が必要になった場合には、金融機関からお金の借り入れをするローンが使用されています。不動産を担保にしたローンは不動産ローンと呼ばれ、メリットがある一方でリスクなども存在します。不動産担保ローンとは?という基本的な疑問や、不動産売却のポイントなどを知っておきましょう。

物件を担保にする不動産担保ローンとは?

通常のローンなら使ったことがあるけれど、不動産担保ローンとは?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。不動産担保ローンとはその名の通り、マンションや一戸建て、土地といった不動産を担保にしてお金を借りるローンです。

自分が所有している不動産を担保にすることから、その不動産の価値に応じた金額を借り入れすることができるでしょう。価値の高い不動産を担保にする場合には、多くの資金の借り入れが可能です。

また、不動産担保ローンは借りたお金の使用用途を限定しておらず、都合に併せて使うことができます。無担保ローンと比較してみると金利が低いため返済もしやすい、さまざまな用途で利用可能などメリットの多いローンとなっています。

ただし、リスクやデメリットの存在には注意が必要です。不動産担保ローンを利用する場合には、返済が滞ると不動産担保の強制売却が行われるといった点を把握しておきましょう。

ポイントを抑えて高値で売却しよう

不動産担保ローンの返済が難しくなった場合には、担保に設定している不動産を売却してローンを完済します。担保以外にも不動産を所有している時は、そちらの売却による返済を打診されることもあります。

売却のポイントを抑えることで、より高い価格で売却することができるでしょう。不動産を高値で売却することができれば、不動産担保ローンの一括返済も可能です。売却のポイントは、複数の不動産会社の査定と一括査定サイトの利用です。

査定はできるだけ複数の不動産会社に頼むことで、平均的な評価金額を知ることができます。高い金額をつけてくれた、対応が良いなどの不動産会社を選んで仲介を任せることができるでしょう。

また、一括査定サイトを使用すれば効率的に査定金額を知ることができます。全国の業者と提携している一括査定サイトなどもあり、さまざまなエリアの物件の査定を取り扱っています。一括で頼めば不動産会社を回る必要もなく、効率的に売却を進めることが可能です。

リスクを管理して不動産担保ローンを活用

不動産を担保にした不動産担保ローンは、物件の価値に応じた金額を借り入れできます。使用用途が限られていないなどメリットが多いローンですが、リスクについても把握しておくことが重要です。