近年は資産運用でマンション等の不動産を購入している方も多いでしょう。そこでマンションを売却したのちに気になるのが、確定申告の方法やその時に必要な書類についてだと思います。そのような分かりにくい点について解説します。

マンション売却後の確定申告について

住居用のマンションであっても、投資用のマンションであっても売却して名義変更すればそれで終わりというわけではありません。売却した翌年の三月までに確定申告をして初めて完了します。

このように確定申告をする理由は、なぜなのかを説明します。そもそも確定申告は会社での給与収入以外に収入があった場合には、絶対にしなければなりません。それは利益が出ても出なくても同様です。

まず利益が出たら確定申告は必須であり、売却損の場合は納税という意味では、確定申告は不要です。確定申告では売却益を譲渡益、売却損が出た場合は譲渡損といいます。確定申告をする上で、譲渡益が生じた場合には、特例措置で納税額が抑えられる可能性があります。

そして譲渡損が出た場合でも損益通算・繰越控除といった特例措置によって節税できる事があります。確定申告をする理由は、その年の所得や利益が出た分はしっかりと納税しろよという事です。

確定申告の流れと必要書類について

大切な不動産を売却して、嬉しいことに売却益が出た時に必ずしなければならない確定申告の仕方や基本的な流れを説明します。ここで確定申告をする理由を説明すると、確定申告は収入から必要経費を差し引いた所得をもとに納税額を確定します。

それは売却額だけで課税の有無が決まるわけではありません。このため、売却益から差し引ける必要経費が何かを理解できれば、節税に繋げることが出来るでしょう。

まず確定申告の流れとしては、最初に譲渡所得を算出します。これはいわゆる売却した時に儲かった金額です。そこからリフォーム代や司法書士への報酬などの掛かった経費を、譲渡所得の5パーセントのまで取得費とする事が可能です。さらに減価償却費と譲渡費用を取得費として計上することが出来ます。

ここから税額を算出して納付するのが、確定申告の流れです。そして必要書類は、税務署で取得できる書類と自分自身で用意する書類とに分かれますので、しっかりと確認してください。

マンションの売却時の確定申告や書類についてのまとめ

マンション等の不動産を売却した際の確定申告や必要書類について、事前にわかっていればいざという時に焦らずに済みます。ですから事前に勉強しておいて、しっかりと知識を身につけて資産運用しましょう。